
前回、「わたしのお気に入りのお花見の場所」についての記事を書きましたが、
桜の咲いている期間と、桜を見に行くことのできる自分の時間が許す限り、
お気に入りの場所の他にも、 「まだ見ぬ感激の桜の名所」 を探し求め
とことん桜を満喫しておきたい!という気持ちもあり、
今年は、もう一か所、桜の咲く場所へお出かけしてきました。
そこは、もう何年もの間、ただただ見上げては
「あんなところにも咲いているのか・・」
と、気になり続けていた、
因幡の国鳥取市の象徴でもあり、市街地の東方、
鳥取県庁の背後にそびえ立つ標高263メートルの山のてっぺん・・
鳥取城の本丸跡がある久松山の山頂。
鳥取駅北口を出ると 目抜き通りの商店街の真ん前に、
どどんと居座るようにある久松山は、大きなおむすびのような形をしており、
ひと口誰かにかじられたかのようなその頂を、
よくよく目を凝らして見てみると、石垣が見え、
4月になると、ちょうど、おむすびにふりかけがかかったようにして
うっすらと桜の木のピンク色が、石垣を覆っているのです。
遠い昔、そこにあった鳥取城は、
室町時代後期に久松山の自然地形を利用して築かれた山城で、
江戸時代には鳥取藩32万5千石を領する池田氏が居城、
池田長吉氏により近世城郭に改修され、梯郭式城郭だったそうですが、
明治時代になって陸軍省によって解体されてしまっただなんて、
なんとも勿体ないことですね。
しかしながら、2006年度から30年の歳月をかけて、
鳥取城を幕末期の姿へ復元する計画があるそうで・・
確かに登山口を探して、山麓の二の丸をウロウロしていると
隅のほうに工事中の場所がありました。
30年後か~・・と、その時の自分の年齢を数えて歩いていると、
「工事中につき、登山者はお稲荷さんのほうから御登り下さい」
との看板が目に留まり、導かれて行くと、
登山入口の階段が、お稲荷さんの裏手に見えました。
↓ ここが二の丸から山頂を目指す方のための登山入口
このお稲荷さんがスタート場所であるというのは、
どことなく少々身も引き締まるような気持ちにもなります。
石段を登りきったところから、山登りのはじまりになるのですが、
整備されているような、いないような・・な登山道が続きます。
・・まぁ、山登りですからね。
一合目から二合目は、比較的登りやすいのですが、
それ以上になると、案外急こう配なところや、足場の悪いところもあり、
「杖をもってくればよかった・・」と思うようなところも。
(ところどころ、安全のための手すりなどの最低限の工夫はされていますが・・)
割と 一合目 二合目・・などの間隔は短いのですが、
日頃、運動をあまりしていない方であれば、
四合目のあたりですでに 息がものすごい上がっていると思われ。
(それは私のことですが・・汗)
それを考慮してか、ベンチがおいてあります。
ふぅ。
・・休み休み登ると、楽かもしれませんねぇ。
で、「〇合目」の立て看板のところには、毎回 ほうきが立てかけてあるのですが、
・・掃除をしてね ということなのでしょうか??
謎に思いつつ、黙々と、息だけ切らしながら登っていくと、
空が見えるようになり、
「あぁ・・もうすぐだ・・」と思えるのがこの辺り。↓
だんだん嬉しくなり、気持ちばかりが逸って、
足が追いつかない状況の石段を数十段登りきったところで、
バーーーン!と、咲き誇ったピンク色の桜の景色が、
登頂のご褒美かのように目の前に広がり・・
「これが見たかったんです!!」
と、感動する瞬間に、登ってよかった~・・ と、じんわり。
しかも、予想外に、桜の花びらと小道の感じもなかなか可愛い場所で。
登るなり ほっこり。
浮かれた気持ちで小道を進み、階段を上がると、
天守があっただろう跡があり。
かつて鳥取城主が見下ろしていただろう、
この場所から見渡せる景色は、想像はしていましたが、とても素晴らしく・・
美しい山並みに、田園、そこを流れる豊かな水を湛えた千代川、
上から見下ろすと曲線がきれいな袋川があって、
その周りを適度な街並みと家々が囲み、
川をたどっていくと、日本海、浮かぶ島々、そして雄大な鳥取砂丘・・・
わたしたちいなばの街の住人が、毎日当たり前のように見て過ごしている
景色のすべてを、一同に見渡すことが出来、
そしてそれは 誇りに思うべき、美しい景色であることを
しみじみと実感して、再認識したのでした。
見たことはないですが、話題の東京スカイツリーより高さはないものの
ほっこり癒されるとても贅沢な 高い場所からの眺めと思います。
海あり 山あり 街あり 池あり 砂あり 田畑あり !!! 万歳 !!
景色を堪能したあとは、ベンチに座り、
それを眺めつつの手持ち弁当が、これまたいつになく美味しかったです。
空気もおいしいし、鳥や蝶や、てとうむしまで寄ってきます。
久松山のいただきで、満足いっぱいいただきました!
ぜひおすすめです。
ちなみに、桜はなくとも、いなばの景色はいつでも堪能できる場所です。
登られる際には、滑りにくい靴底の靴で登ってくださいませ。
所要時間は、片道30分もあれば登れるでしょうか。
毎日のように登られている感じの方々ともすれ違いますので、
あいさつをしながら登ると、励みにもなります。





というわけで、






















































